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在宅ワークコラム

「在宅ワーク」の時代がやってきた!!
〜女性のインプットがインカムに〜

女性にも、もう一つの可能性を開く時代、選択肢を増やす時代がやってきました。今、注目されるのは、「データ入力」業界。

そして、「在宅ワーク」という働き方です。家庭の中でインプット(入力)し、それが家庭のインカム(収入)になります。

主婦もそれぞれのライフスタイルに無理なく合わせ、時間を最大限に有効活用し、能力を発揮し、収入も得ることで自己実現。

今後、こうした働き方は、ますます社会が求めるところとなるでしょう。

これを、ぜひ皆様に広く知っていただきたく、また、正しく理解していただきたくために、このコラムを通じて、あなたのご案内役を務めさせていただきます。

株式会社うるる

代表取締役 星 知也

 

在宅ワークの扉 (1)

パソコンのデータ入力を専門に行う会社は、早くも昭和30年代、日本にありました。
当時の入力作業といえば、コンピュータのモデルごとに決められた形式で行なうものでした。IBM製コンピュータでの入力ならばIBM対応の形式で、NEC製での入力ならばNEC対応の形式で入力するということになります。

入力作業の対象となるデータは、保険会社の申込用紙、健康保険情報、贈答品の届け先などが多く、それらは、ふつう、数十万件から数百万件という膨大な量に及ぶものでした。

このため、そうした作業を受注する入力会社は、専用の機械を導入し、高度な知識やスキルを持つキーパンチャーを育成しなければならなかったのです。

クライアントは大手企業や官公庁がほとんどであったため、一般にはあまり知られることのない“ニッチ”産業でありました。

しかし、その後、パソコンが急速に普及するのに伴って、どの企業も同じ規格のOS(Windows)を使用するようになってからは、データ入力業界も大きく様相が変わります。それは、今から10年ほど前の話です。Windows95の登場が大きなきっかけとなりました。

「エクセル」や「ワード」といったソフトさえあれば、専用の機械も知識も必要なくなったのです。それまで、大手企業や官公庁からの受注のみだったデータ入力業に、、パソコンを導入したさまざまな企業からの新たな需要が生まれたのです。

在宅ワークの扉 (2)

Windowsが一般企業に普及してからというもの、さまざまな用途でのデータ入力作業が発生してきます。
帳簿や名刺の情報をもとに、エクセルで顧客リストや年賀状リストを作り管理したい。
アンケートの集計データを入力し、統計分析に使いたい。
DMを送るのためのリストを作成したい。
過去の出版物をテキスト化したい。

そのような要望をどの会社も持つようになったのです。同時に、各社が導入したパソコンで日常業務を処理するようになりました。こうして、データ入力の需要は、飛躍的に拡大したのです。

ところで、一部の企業や官公庁では、いまだに互換性のない特殊なコンピューターを使い続けています。これならば、万一データが外部に漏洩しても、互換性がないため、他のコンピュータではこれを読み込むことが困難です。そのため、個人情報保護の面では大変な利点であると言えます。

完成品(入力済みのデータ)を納品するときも、CD-RやDVDではなく、磁気テープを使用することがあります。それは、これに記録されたデータを読み込むための設備を整えたところはなかなかないので、万一、データが盗難されたり流出したりしてしまった時、悪用される危険性を最小限にするためです。

しかし、今日では、セキュリティ上の目的で磁気テープを使うことのメリットはほとんどなくなってきています。現代の技術では、複雑な暗号化を行なうことによってデータの悪用を防ぐことが可能になっているためです。
近い将来、大企業も官公庁も、互換性がありコストの低いパソコンへの切り替えが進むことになるでしょう。


入力会社もそれに応じて、次々とWindowsに対応する形式で納品できるようにし、営業を展開しました。しかし、それにもかかわらず、なぜか思うように受注は伸び悩みました。

そもそも、入力会社では、専門機械への設備投資やキーパンチャーの人件費などの固定費が大きなウエイトを占めていました。そのため、料金設定も今の何十倍となっていたのです。その結果、ニーズは増大するものの受注に結びつかないというジレンマに悩まされていたわけです。


そのころ、ユーザーである各企業は、自社でアルバイトを雇い入れ入力作業を内部消化していました。

特別な機械もいらない、特殊な技能も知識もいらない。アルバイトを使ったほうが外注するよりコストもかからないという理由からです。
つまり、入力専門会社を使うメリットが、ユーザーである企業にはなかったということです。

Windowsの出現がデータ入力業界に大きなチャンスをもたらすことを期待されながら、適正価格を設定してニーズをつかむということが出来ずに、業界はみすみすそのチャンスを逃してしまっていたのです。

在宅ワークの扉 (3)

ちょうどそのころ、日本の経済界から中国市場が注目され始めました。
国内製造業各社は、こぞって中国進出を果たします。そして、データ入力に関しても、漢字が読める中国人、中国の労働市場は有望視されるようになったのです。

人件費が日本の一〇分の一と言われる中国の労働力を活用すれば、コストの大幅削減が実現できる。そのため、社内処理の困難な大量案件は、国内の入力会社にではなく中国へと発注されていくようになりました。

しかし、当時の中国では、データ入力の技術水準が低く、まさに「安かろう悪かろう」が実状だったのです。したがって、その労働市場としての魅力も、実は決して内実が伴うものではなかったのです。


一方、少量案件を専門に請け負い始めたのが在宅ワーカー、そして、それら在宅ワーカーたちと契約を結びマネジメントする入力会社です。

キーパンチャーを育成する必要もなく、自宅のパソコンを使うため設備費もかからない。しかも、仕事がなくなっても固定的に給料を払う必要がない。受注が安定しない少量案件の発注には、在宅ワークという業態は最も理にかなうものでありました。

国や自治体も、在宅ワークという新しい働き方を支援し始めます。一方で、自宅で小遣い稼ぎができる在宅ワークは、主婦たちの就労を著しく促しました。たちまち、在宅ワークは普及していきます。まさに、追い風ムードでした。

しかし、またしても、大きな転機が訪れるのです。

在宅ワークの扉 (4)

いよいよ勢いづいてきたデータ入力市場に訪れた大きな転機、それは、2005年4月の「個人情報保護法」施行です。

クライアントである企業は、個人である在宅ワーカーに個人情報を渡すことをリスクと感じ始めたのです。

また、在宅ワーカーを希望する主婦などを餌食にしようとたくらむ「内職商法」や「資格商法」といわれる悪徳業者が蔓延してくるのもこの頃です。これは、今もなお根絶されておらず、問題点を残しています。


Windowsの出現以来、データ入力業界は大きなチャンスを目の前にしながら、このように、いつもそのチャンスをつかみきれずに足踏みを続けてきました。一方、Windowsの出現には左右されない従来の大型案件は、中国での受注が拡大することにより“価格破壊”という事態を招きます。

価格破壊が呼び水となり一般ユーザーからの需要を増大させはしたものの、入力会社はその受注をいぜんとして実現することはできずにいます。何より、それを阻んだものは、在宅ワーカーを束ねる会社の出現です。設備費も人件費もかからない、そのような業態の会社に、入力専門会社は価格競争で勝つことができなかったためです。

しかし、様相は次第に変化を見せます。技能の水準が定かでない在宅ワーカーに業務を委託することをリスクであるとクライアントたちが考えるようになったことによります。実際、身分を明らかに把握できないワーカーに、会社の財産とも言える情報を渡すことはリスキーであると考えるのは当然のことでしょう。


このように、データ入力市場は、まだまだ先行きが不透明ではあります。しかし、それだけに、同時に大きな可能性を残しているとも言えます。
そこで、時代のニーズを的確に捉えた、新しいビジネスモデルが、今求められているのです。

今後、ますます可能性が広がるデータ入力市場で、しっかりとしたビジネスモデルを確立させるためには、どのようにしたらよいか。発注者より選ばれるためには、どうするべきか。熾烈な競争の時代が待ち受けていると言えるでしょう。まさに、“戦国時代”への突入です。

新たな時代、勝者となるには、「知恵」こそ最大の武器なのです。