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資格商法・内職商法
 在宅ワーカーを募集している会社には、在宅ワーカーになってくれる人を探しているのではなく、数十万の教材を買ってくれる人を探している会社があります。
 

 在宅ワーカーになりたいという気持につけいり、仕事の提供をほのめかして高額な教材を売りつける内職商法や、資格を必要とする仕事を提供するなどといい、資格取得のための通信教育費用や授業料を支払わせる資格商法などの悪徳業者による在宅ワーク希望者の被害が後を絶ちません。
 

 世の中に悪徳商法は数え切れないほどありますが、在宅ワーク希望者をターゲットとした悪徳商法のほとんどは「内職商法」か「資格商法」と呼ばれています。

 

内職商法に利用される主な仕事 データ入力、チラシのポスティング、宛名書きなど
資格商法に利用される主な仕事 行政書士、一般旅行業主任者など


 また、悪徳業者は在宅ワーク希望者のリスト集めに躍起になっています。これがないと悪徳業者は営業活動が出来ませんのであらゆる手段を使ってリストを作ります。

ネットなどで資料請求をさせ個人情報を収集しています。


このような状態では、在宅ワーク希望者はあらゆる会社に対して警戒せざるを得ません。

しかし、本当に仕事を提供している会社に対しても警戒してしまい、チャンスを逃しているかも知れません。

真に在宅ワーカーを求めている“まとも”な発注者も被害者といえましょう。


何が悪で何が善なのか・・・。

 

悪徳業者とそうでない会社を見抜く正しい知識を身につけるほかありません。

 

悪徳業者の手口
 ほとんどの悪徳業者は名簿業者から在宅ワーカーに興味がありそうな人のリスト(名簿)を購入し、電話で勧誘します。

 

 最近では、新聞折込広告やネットなどで在宅ワーク希望者に資料請求をさせ、自ら名簿を作る業者が増えています。(資料請求しても資料は届かずいきなり電話がかかってくる場合がほとんど。)

 

 電話は平均1時間〜1時間半程度で、その間に電話をした趣旨→お仕事の説明→教材費や登録料の説明をして契約にこぎつけます。

基本的には即決させ、考える時間や誰かに相談する時間を与えません。家族には内緒にするよう説得するのが手口です。

 

 その後、郵送で契約書(ローンの申込書)を送り、記入捺印し返送してもらいます。ローン会社の審査が通れば業者に教材販売代金が入金され、契約した人はローン会社に月々返済していきます。

 

 一見するとローンを組んで教材を販売しているだけです。

これ事態は違法ではありませんし、世の中には数え切れないほどの教材が販売され購入している人がいます。

 

・・・では、何がいけないのか。。。

 

 ポイントは電話での説明内容にあります。

 

・ 仕事をする前に講座を受け、資格を取っていただきます。この資格は簡単ですので誰でも合格できます。

・ パソコンを使って簡単な入力の仕事をしませんか?月平均○万円の収入は確実ですよ。

・ 収入の中からローンの支払は確実にできます。お約束します。

 

 というような説明です。

教材代金は在宅ワーカーになることで得られる収入でまかなえるので実質的な支出はありません。といったトーク内容です。

 

 しかし、これらがウソなので悪徳業者となってしまうのです。実際にはめちゃくちゃ難しい資格だったり、仕事の成果物に言いがかりをつけて報酬を支払わなかったりしなどで、最初に電話で聞いていた説明とは違い収入が入らずローンの支払いだけが残ります。

 

 このような被害が増加し、経済産業省では訪問販売、通信販売、電話勧誘販売等について規定する「特定商取引法」を施行し悪徳業者の撲滅を図っています。

 

悪徳業者の見分け方
  例えば入力のお仕事を提供するといっている業者があったとします。当たり前に考えて入力の業務が発生している会社のはずです。

 

 ヤフーやグーグルでその会社名を検索してみましょう。入力業務が発生しているかどうか、その会社のホームページを見れば想像がつくと思います。

 

 悪徳業者だった場合はその会社のホームページではなく、その会社は悪徳業者ですといった内容の掲示板が多数ヒットしますので直ぐにわかると思います。

 

 悪徳業者かどうかはネットで調べるのが一番簡単です。

会社名はころころ変わりますのでヒットしない場合もあります。その場合は電話番号やローン会社名など手がかりとなるキーワードで検索してみてください。

 

 “まとも”な会社は在宅ワーカーを募集することで労働力を確保し生産性をあげるのが目的です。

しかし、悪徳業者は教材の販売が目的です。

仕事の紹介をエサに内容の薄い教材を販売するのが目的なのです。

 

 いきなり高額な教材を買ってくださいといっても誰も買いません。だからウソや大げさな説明が必要になるのです。

 

 おいしい話というのは、売りやすくする為に悪徳業者が作った架空の話なのです。

仮に悪徳業者の条件をクリアし仕事をゲットできたとします。

しかし、その仕事はその会社が作ったダミー業務であることがほとんどで、やってもやらなくてもどうでもいい仕事なのです。

その会社が報酬を払う理由を作るためのだけのどうでもいい業務なのです。

 

もしかして・・・・、と思っている方
 あなたが契約してしまった会社名、電話番号、ローン外社名などをヤフーやグーグルで検索してみてください。

 

 その会社は悪徳業者ですといった内容の掲示板が多数ヒットした場合、あるいはヒットしなくても被害を感じているようでしたら、まずはお近くの消費生活センターへ相談しましょう。

(消費者センター:http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

 

 民間会社では解約のお手伝い(有料)をしてくれるところもあります。

 

被害に遭わないために
 被害に遭わないためには、在宅ワークに関する正しい知識を身につけるしかありません。

 最も大切な知識は、在宅ワークという働き方に対する認識です。

 

 ◆ よく悪徳業者は「在宅ワークは好きなときに好きなだけ、自分のタイミングでお仕事ができます!」と言います。確かに 在宅ワーカーは仕事を請けるか請けないかは自分で判断できますが、一度請けたら納期を守らなければなりません。徹夜で作業をしなければいけない場合もあります。予定より時間がかかり夕飯の支度も出来ないかもしれません。調子が悪いといって休むわけにもいきません。


 在宅ワークは好きなときに好きなだけ、自分のタイミングでお仕事ができると思っていたら大間違いです。

 

 ◆ 在宅ワークは誰でも簡単に出来るものではありません。例えばデータ入力であれば作業自体は特別な能力や特殊なソフトが必要なわけではありません。しかし、企業の仕事を請けて報酬をもらうためには作業以外の スキルも必要です。見積書を作り仕様書を理解し、電話やメールに対応するスキルやビジネスマナーが必要です。納期厳守で高品質を心がける責任感やプロ意識も必要です。

 

 在宅ワークは簡単だと思っているのであれば大間違いです。

 

 

 昨今、在宅ワークという働き方が注目され、在宅ワーカーになりたいと思っている人が非常に多くなっています。しかし、実際に在宅ワーカーとして働けるレベルの人が少ないというのが私たちの実感です。

 

 在宅ワーカーを募集すると沢山の方から応募がきます。あっという間に数百人、数千人の在宅ワーカー希望者が集まります。

しかし、私たちが求めるスキルに達している人はほんのわずかです。

 

 在宅ワーカーは自宅で一人で働くため、他の人と自分を比較することが出来ません。在宅ワーカーとして自分が今どのくらいのレベルなのか知ることができません。

また、在宅ワークという働き方への憧れが強く、かなり美化されているような気もします。

実践経験のない人が非常に多いのでやむを得ないかもしれませんが、在宅ワーカーになりたい人も、悪徳業者に騙されたくない人も、在宅ワークの厳しさ、データ入力の難しさ、そういったことをもっともっと知らなければなりません。

 

 


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